「落ち着いた?」



「うん・・・ごめんなさい」



「なんで謝るの?泣きたい時は
 泣きなさい」



「プッ・・・
 先生みたいなこと言うのね」



やっと笑ってくれた高橋。





「家に来る?」



「いいのか?」



「いいもなにも・・・前にも来たじゃない」



「それもそうだな」



2人、今度は手を繋がずに歩いた。



この距離が俺にとってはもどかしかった。