「すげ~な」


「うん」


小声で高橋に話しかけると高橋も
感動してるようだった。



アナウンスは夏の星座から冬の星座へと
移り変わる様子を説明している。



本物の空のような錯覚すら覚えたが
アナウンスがあるせいで、
ここはドームの中だと分かる。




そっと高橋の方を見てみると
大きな目で、天井に写る星を食い入るように
見つめていた。



その横顔はとても綺麗で・・・