開演時間になり、俺と高橋は
ドーム型した広い映画館のようなところに
入った。


椅子に座ってみると、背もたれは
思っていたよりもリクライニングしていて
もたれると、寝そべるような形になった。


「うおぉ」


「フフ・・けっこう倒れるのね・・」



上を見上げなければプラネタリウムでは
ないわけだから、当たり前なんだけど
初めての俺には驚きだった。



暫くして場内が暗くなり、アナウンスと
共に、星が天井に映し出された。




満天の星空・・・。



俺達の住むこの街では絶対に
見ることのできない綺麗な星空に
感動しまくりだった。