冷房と雨のせいで少し冷えてしまった
俺達は、ホットコーヒーを
買って、椅子に座った。



「あれから、オカンは帰ってきた?」



「いいえ・・・」



「そっかぁ・・」



「いつものことよ。気にしないで」



「そうは言っても、高校生の娘1人で
 暮らさすなんて、やっぱヤバくないか?」



「フフ・・・
 私になにかあってもだれも気付く人は
 いないわね・・・」



「俺は・・・・俺は気付くよ。
 ってか何かあれば連絡してこいよ」



「ありがとう」



俺は高橋と外の世界とを繋ぐ人に
なりたいって本気で思ったんだ。