「まぁがんばれ!」


ちょっと勝ち誇った顔で佐々木に
励まされていても、もぅ誘うチャンスは
ないわけで・・・。



今年もまた、なんの予定もない夏休みを
過ごすことになった・・・。



凹みながら家まで帰る途中、俺は最後の
チャンスを手に入れた。



駅のホームで高橋に会ったのだ。







いつも通り・・
いつも通りに・・
自然に話しかけなきゃ・・・



「よぉ!」