翌日、高橋はいつものように
下駄箱室で俺を待っていた。


「おはよう」


「おはよ!大丈夫なのか?」



「ええ、おかげさまですっかり」



「そっか!よかった」



「お粥を・・・自分で作ろうと
 思ったんだけど、うまくできなかった」



「あはは・・ハマっちゃた?」



「ええ・・味つけは塩だけかしら?」



「ん~~~俺にはわかんねぇ」



「そう・・」



「また、作ってもらえるように
 風邪ひけば?」



「そうね・・」



冗談のつもりだったが、高橋は
本気で風邪をひいてお粥を食べたいらしい。



おいおい!!