オカンはお粥を高橋に食べさせて
また、チャリンコで帰って行った。


俺はと言うと・・・・

ただただオカンのペースに乗せられて
眺めていただけ・・・。



男ってほんとに役に立たない・・・。




「さてと・・俺も帰ろうかな?!」


「お粥って・・・おいしいものなのね。
 とってもおいしかったわ。


 お母さんにもお礼を言っておいて」



「おう。じゃぁな」



玄関先まで見送るために、高橋は
布団から出て、俺の後ろをついてきた。




「ほんとにありがとう」



「気にすんな!ちゃんと戸締りして
 また寝ろよ!」



いいと言ったのに外まで出て
俺を見送った高橋。