外が暗くなり初めて
そこで、やっと高橋に動きがあった。


「ん・・・・」


眠そうな声で、少ししかめた顔で
目覚めた。



そして、目を開けたのを俺が見ると
俺の顔に気付いた高橋はぎょっとした顔をした。



「・・・なんで?あれ?・・・・
 あぁ~そっか・・・・」


少し寝ぼけた高橋はまた、かわいくて。



「帰ってもよかったのに・・・」

そう言いながら、体を起こす。



「鍵・・・どうすんだよ」



「あ~そっか」



「高橋のオカンは?まだ帰らないの?」



「フッ・・・
 帰って来ないわ・・・」