「やだってお前・・・・
 熱あるんだから行こう」


「やだ、1人で行けば?!」


そう言って大げさにそっぽを向く高橋。



「俺、1人で行ってどうすんだよ?!
 どっこも悪くないし・・・」



「とにかく病院はやだ」



「お前は駄々っ子か!」



「それでもいや」



高橋ってこんなキャラだった?
こんな頼りないわがままな子だっけ?


意外な一面、発見!!


なんて楽しんでる場合じゃなくて・・・



「高橋ぃ~、熱あるんだから
 病院行こう」


優しく言ってみた。



「フン・・・」



こいつ、またいつものフンってやつを
言いやがった。