次の駅はちょうど高橋の降りる駅。


俺は高橋を支えながら、ホームへと
降り立った。


ベンチに座らせて、スポーツドリンクを
買って飲ませた。


少し落ち着いたようで、安心した。



「朝から、熱っぽかったんだけど・・・
 大丈夫だと思って・・・」


「熱、計らなかったのか?」


「熱って計って高かったら余計しんどいでしょ」


まぁ、そりゃそうだけど・・



「とりあえず、病院行こう」


「やだ」