「俺って、お前よりも相当早く
 学校に着くわけじゃん。

 今日もそうだったんだ」



「嘘つけ・・・今日は俺より・・」




「まぁ、聞けって。
 それで、早く学校に着いたら下駄箱に
 高橋がいた。

 俺としては、お前の恋も
 応援したいわけよ。

 だから、高橋に声をかけようか
 どうしようか悩んだわけだ。


 じゃぁ、高橋は下駄箱から
 教室に向かわずにそこで立ってた。」




「うん」




「それだけだ」