男子茶道サロンは、あまり成果もないまま
なんとなく放課後、しゃべる場所に
なっていた。



それはどいつもこいつも全然、
恋が発展しないせい・・・



まなおは、あの夏休みの告白で
宣言したとおり、俺と変わらず友達で
いてくれている。


同じ日に失恋したにもかかわらず
まなおを見てると俺って
ほんとに未練がましいなって思う。



「あきたぁ~なんだそのシケた顔は?!」



「お前、何組になった?」



「4組だよ」


4組かぁ・・・高橋と一緒。
いいなぁ・・・俺はまなおになりたい。


「そっかぁ~」