泣きたいのはきっとまなおのはずなのに、
俺ってけっこう感動しぃなんで
泣きそうだった。


だって、ずっと好きでいてくれたのに
その想いには答えられない。


想う方も想われる方も辛いんだ。



沈んでいく太陽を見ながら
なんとなくこの日のこの景色を
忘れないって思った。



まなおはその後もずっと
普通にしてくれていた。



やっと日も暮れて花火をすることになった。



大量に買い込んだ花火を次から次へと
ノルマのようにこなしていく。