上履きに履き替えた俺は、自分の
クラスへは向かわず、
2組へと向かった。


教室の中にはもぅすでに数人の生徒が
登校していた。


初めて見た日と同じように
山下は自分の席でまっすぐに
黒板を見ていた。


俺に気付いた山下は親の敵のような
表情で、俺をにらんできた。


おいおい・・・・



俺は山下を呼び出して、廊下へと出た。



「これどういうこと?」


「そのままだ」


「そのままって・・・俺と決闘したいってこと?」


「そうだ」


「で?」


「でってなんだ?」


「だから、決闘してそれからどうなるわけ?」


「それは・・・・」