美術の授業を終えて、高橋と俺は2人で
教室までの廊下を歩いた。


「ねぇ、気になってたんだけど・・・
 高橋と白鳥さんって仲よしなの?」


「うん、中学が一緒だったの」


「そっかぁ・・・なぁ、白鳥さんって
 彼氏いるの?」


「・・・・・そういうことは
 本人に聞きなさいよ」


まぁ、そりゃそうだけど・・・
教えてくれてもいいじゃん。



「美緒を落とすのは難しいわよ」


「へ?」


俺は高橋が落とすなんて言葉を
使うことに正直、驚いた。


「まぁ、あなたならいけるかもしれないわね」


ん???


なんか勘違いされてるよな?!