ずっと触れてこなかったけど・・・

山下の恋。


だって触れるもなにも、全然進まないんだ。
今だにしゃべることもできてない。


おいおい、それって俺以下だよ。


俺は相変わらず、美術の授業の時は
白鳥さんと高橋と一緒に
過ごしてるわけで・・・・


まぁ、仕方ないから山下の恋の
手助けをしてやろうって
思ったんだ。



とりあえず、手っ取り早いのは
2人を近づけること。


ってことで、白鳥さんを
男子茶道サロンにお誘いしたってわけ。


「わぉ、おもしろそうだね?!
 見学行っていい?」


「うん、ぜひぜひ!!」


「佐和も行こうよぉ~」



「高橋も来いよ」



「え?いいけど・・・」




ってな感じで白鳥さんと高橋が
男子茶道サロンへとやってくることに
なったんだ。