「・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・。」


困ってる人がいたら、
ほっとけないのが玉山一島だ。


兄貴はず~っと天井を見つめて何かを考えているようだった。



「とん平・・・・。」


「はい。」


「・・・・決めた。」


「何をですかい?」


「お前、今日から玉山神社の神な。」


「・・・・・・・・・・は!?」


「やっぱりあの赤子はほっとけない。
俺ちょっくらあの子に憑いてくるわ。」


「ちょ・・いきなり何言うんですか!?」


「いやせっかく神社建ててくれた村の皆には悪いけど、お前が残れば問題ないだろ?」


「え~!あっしだって今までみたいに、たまに遊びに出掛けたいですよ。」


「・・・じゃんけん。」


「・・・。」