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「ストローさして大丈夫でしょうか?」


「あ、はい。お願いします。」


「お待たせしました~。」


「あ、ありがとうございます。」



坂田氏と別れた後、

2~3ヶ月に1度訪れる、“マックのバニラシェイク飲みたい”症候群が僕を襲った。


本能に従い、少し遠回りをして寄ったマックでそれを手にすると、チューチューしながら自宅まで歩く。



「飴もなかが好きなキミ~♪
“思い出の味”と言うキミ~♪

その記憶にいるのは~♪
キミの隣にいるのは~♪

私じゃないあの子~♪」



平日のこんな時間になると道歩く人は全くいない。


柿ピースの代表曲、
“飴もなかと私と元カノ”
を口ずさみながら・・

視線の先にダンススクール ファンタスティポが見えてきた。


マックに寄ったおかげで、ファンタスティポを通る帰宅ルートとなった。