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「Hey!Tama-san!
Open your country!!!」
「・・・・急にどうした?
何喋ってる?」
「いやぁ~我慢できなくってつい見物にいっちまいました。黒船カッコ良かったですぜ!
意味はよく分からないけど、異人がペチャクチャこう喋ってたんですよ。」
「あぁ・・・ペリーだっけ?」
「幕府の連中、ぶったまげた顔をしてましたぜ~。久し振りに歴史が動くかも。」
「じゃあ動いたら教えてくれ。もう寝る。」
――――――
「・・・・・・・・・。」
「・・で、誰が殺したの?」
「教えませ~ん!」
「おい気になるじゃねぇか。」
「いやぁ~びっくらこきました。京まで遊びに行った甲斐があったもんですよ。」
「いいよなお前は。自由に動けて。」
「玉さんもちょっとぐらいだったら大丈夫ですって。」
「馬鹿。
玉山神社から俺がいなくなったら村のみんなに申し訳ないじゃねぇか。
何があってもここから動くわけにはいかねぇ。」
「奉られるっていうのも大変ですね。」
「・・・・で、誰が殺したの?」
「いやぁ~まさか坂本龍馬があいつに暗殺されちまうとは。」
「おいとん平!!」
「痛い痛い!!
教えます。教えますって!」
――――――
「へぇ~あれが“洋服”ってやつか。」
「村の皆も装いがガラっと変わっちまいましたね。」
「それにしても徳川の時代が長すぎて全然入ってこねぇわ。今は何だっけ?」
「明治です。明治時代。
一気にこの国の文化が変わっていくかもしれませんね。」