「あ、きょ、今日も写真・・いいかな・・。」


「もちろん!撮ろ撮ろ!」


柿ピース、そしてヒトミはこの国のアイドルの中でも・・

トップクラスにファンの事を大事にしてくれると思っている。


こうやってファン一人一人と写真を一緒に撮ってくれるなんて・・

他のアイドルサポーターへ声を大にして自慢したい。


「ポッキー君、次のライブも来てくれる?」


「あ、当たり前じゃん!
何があっても絶対行くよ!」


「じゃあいつもの約束。」


「あ、うん。」



お互いの小指が重なる。


重ねた数だけ思い出は増え、重ねた数だけこの心はヒトミの笑顔で埋め尽くされる。


イオンの特設ステージ以来ずっと続けている指切りを終え、ハイタッチスペースを出た。