「いやしかし本当に信じられないなぁ。
ホントに中身はフトシじゃないんですか?」


[貴公達も非現実的な状況に困惑しているだろうが、拙者の正体はフトシに憑いていたただの霊だ。]


「・・じゃあせっかくだからフトシが絶対言わなさそうな事言ってくださいよ。」


[・・何を言えばよい?]


「じゃあ・・“柿ピースよりコンニャックの方が大好きです”って。」


[柿ピースよりコンニャックの方が大好きです。]


「ハハハハ!すげーや!
え・・じゃあじゃあ・・」





・・・・・・・・・・・・・


・・・自分の声が・・自分の口が・・

柿ピースを・・ヒトミを罵倒する言葉を次々と発する。