・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「・・・・・何言ってるんですか・・?」
「うん。だから、
ちょっと暴行加えて痛めつけてよ。」
「マスター・・・・自分が何言ってるか分かってるんですか?」
「いやね、私はアイドルに全く興味無いし、広瀬ヒトミに何の恨みも無いんだけど、
娘のように可愛がってたこの子に頼まれちゃ私も頑張らなきゃね。」
マスターがそう発した直後、
誰もいないと思っていた店内・・。
そのカウンターの奥から・・・
女の子が現れた・・。
「君は・・・・。」
現れたのは・・・今まで何度もヒトミの背景として一緒に見てきた・・・・・
そしてマスターに渡す為に作ったうちわに写る張本人だった。
「・・・・・・。」
「なんで・・ここに・・?」
「・・・・。」
パーカーのポケットに両手を入れた状態で、怪訝そうな表情をしながら僕を見つめてくる。