なんだか、私らしくないな。

こんな風にうじうじした回りくどい思考回路って、まったくもって私らしくない!




元気がいちばんのとりえなのに、って。

ため息をつきたくもなるけれど、それも、全部、ぜんぜん私らしくない……!



イヤイヤ、って首を横に振る私を、みなみちゃんが首を傾げながら見つめている。




ああもう、どうしたらいいのかな。

こんなに答えが見つからないのなんて、はじめてだから、どうしたらいいか、ぜんぜんわからない。




「ひ、ひかちゃん、ほんと大丈夫? すごい顔してるけど」




うなったり、顔をしかめたりしていたら。

さすがにみなみちゃんも少し引いた様子で声をかけてくれた。

そのおかげで、やっと我に返る。




「はうっ、ごめんね……意識がトリップしてた」

「んふ、それは全然いいけどね。そういえば、こもりん、どう?」




そうだ。
今、大丈夫じゃないといえばこもりん。