少しずつ近づく君の影に


私はさよならを言って




誰もいない学校の

冷たい階段を上る。




私は行く



もう君には会えない場所へ

暗い意識の底深く……






かしゃ









掴んだフェンスが冷たい


寂しい悲鳴をあげる





















宙を舞う私には


屋上の扉を開けた

君の姿が見えた……