それからというもの俺が彼女に近づくたびに怯えるようになった。

それがとても辛かった。

そっと近寄りごめんね、何もしないよ。
大丈夫だよ。ね??ほら、おいで?


もう…怖がらないでよ…

と、俺は泣いた


そんな日が続いて彼女の目から輝きが消えた
まるでロボットのようだ。

俺のいう事すべに同調し、俺が苛立つことは何もなかった。

と、同時に俺は違和感を感じていた。

そして、気づいた。

俺は彼女を愛している。

それは何も変わりようがない真実で、それには自信がある。

本当に愛している。

そう。だからこそ彼女を手放そう。

今までのは愛ではない。
俺の中での本当の愛はこいつを手放す事だ。

そう決めた。

俺は最後に彼女に手紙を書いた。

彼女へ

愛しているよ。すごく。
だから、俺はお前を手放そうと思う。

俺は自信がなくて不器用で壊れている。
だから愛の注ぎかたがおかしかった。

本当にごめんな。
お前の言っていることは正しかった。

そんなの愛じゃない、自己満足。
本当だな。

俺といた期間、ほんの少しでも幸せを感じてくれたかな??

最後まで俺は自信がない男だ。

お前のおかげで本当の愛を知りました。
だから貴方を手放します。

ありがとう。そしてごめん。
愛してる。