「俺が君を救ってみせる。辛いんでしょ?助けて欲しいんでしょ?俺が君の救いの手を差し出してあげる」

「…え?」

俺は微笑んでこういった。
「俺が君の救いの手になってあげるよ」

「…なんで」

「君を死なせたくないから。この世界はね、残酷なんだよ。でも、楽しいことも必ずある。だから俺が君を楽しませてあげるよ」

君の笑った顔が見てみたい。

そんな思いが俺の心を埋めつくした。

「…その言葉、信じてもいいの?」

「信じなくてもいいよ。俺は絶対に君を楽しませてあげるって誓うから」