…誰かいるのか?
そう思いながら音のした方を見ると椿芽が来ていた。

今なら椿芽と話せる!

俺は椿芽を追いかけようとした。
けど、靴を履いていたのを忘れていた。

すぐに脱いで椿芽のとこに行こうとしたけど、焦れば焦るほど手元が暴れてうまく靴が脱げなかった。

ようやく脱げたと思ったら椿芽はもう階段のところにいた。

早く行かないと…!

俺は走って椿芽を追いかけた。

椿芽は屋上に行こうとしてる。
…なんでだ?

不思議に思いながら扉を開けると椿芽はフェンスにもたれかかっていた。