やることが特になく、宿題をやってしまおうと思い立った。



数学の問題演習と古典の予習と英語の和訳問題だ。



無心になってやり続ければ二時間かかるかかからないかという短時間で終わってしまった。








その後は下に降りて夕飯の準備と洗濯物を畳むことをやる。



テレビをつけると、ニュース番組だった。



そんな時間か。



少し急いで夕飯を作る。



空いた時間で洗濯物を手早く取り込み、畳んで所定の位置に戻していく。



……こうやって洗濯物みたいにわたしも「所定の位置」があればいいのに。








準備がすべて終わったら夕飯を食べる。



再放送のドラマを見ながらの静かな夕ご飯。



ドラマは大して面白くなく、ご飯を流し込んで部屋に戻った。



わたしの毎日は思っている以上に忙しいし、疲れる。



綺麗に出来たベッドにダイブすると、そのまま眠ってしまいそうな心地良さに襲われた。



その時のわたしは、おかしな電話のことはすっかり忘れていた。