「まぁ、花梨を守るためだし当たり前だろ。」


それを、当たり前と言えるなんてさすが零くんです。

「さ、じゃあ部屋入れよ。また明日な」


急に離されて私は少し悲しくなってまた、零君に抱きついてしまいました。


「あああの、あと少しだけこのままが良いです。」

少しの沈黙があって急に零くんが

「なにそれ、可愛すぎなんだけど。いいよ、いつまでもそうしてろよ」


こんな甘い言葉を言ってきました。でも、さすがに


「いつまでもは、私の方がダメになっちゃうのでちょっと無理です。はは」