「そうだよ。彩夏の事が好きなんだよ。これ、花梨にしか言ってないから他の人には言うなよ」

まさか、あやちゃんの事が好きだったんなんて・・・。

「分かりました!大好きな零くんの頼み、私が絶対に守ります!」

だって、あやちゃんは、確かに可愛くて優しいから好きになる理由分かりますもん!

「そうか、ありがとな。花梨。」

「い、いえ!零君に感謝されるなんて幸せです!では、私は帰りますね!今日はありがとございました!」

ふふ!なんだか、振られても笑っていけるなんて、私って幸せな女だなー!

私は零君に背を向けて、歩き出すと

「花梨、まって!俺、送っていくよ」