私はその衝動で変な声を出してしまいました
って、それより

「離してください!」

もう、いい加減心臓がはち切れそうです!

「なんで?別にドキドキしないでしょ?」

そんな事はお構いなしに意地悪な質問をして来る零くん。

「ドキドキしてるに決まってるじゃないですか!零君は私の好きな人なんですよ!?」

私はつい耐えられなくて、余計な事まで言ってしまいました

もちろん零君は気付くわけで

「へー、やっぱりドキドキしてんじゃん。最初からそう言えば良いのに」