「失礼します。何でしょうリーナ姉様」
あ、きた
私ができることはここまで
あとはあなたが言わなきゃ意味ないのよ
ぽんっ
私はベルの背中を押す
「あ、エミーラ…ごめんなさい!あなたのドレス破いてしまったこと、ネックレス取ったこと…本当にごめんなさい!」
「…いいです。もういいんです…私ベル義姉様にも幸せになって欲しいのです。昨日の男性が好きなのでしょう?」
あ、やっちゃった…
昨日パーティー行ったのバレるよー!
「何故それを…」
「実は…リーナ姉様がパーティーに行けるようにしてくださったのです」
うわー。バラしたよ…
「そ、そうなんですか…」
こんこん…
「お嬢様方。旦那様がお呼びです。」
「今行くわ!」
何事?
「父様?何事でしょうか。」
「おお!来たか!今、第1王子と第2王子が騎士団を連れてここに来るそうだ。みんなで出迎えるぞ」
あー、もう結末か…
長かったような短かったような…
でもあの結末に第2王子と騎士団なんていなかったような…
ま、いいか…
「邪魔するぞ!」
「いらっしゃっいませ王子方何用でしょうか?」
「このリボンの持ち主を探しに来た!」
あ、あのリボンは…
「私のリボン!」
「そなたか!俺と結婚してほしい!」
「…!はい、よろしくおねがします」
突然すぎワロタ
よかった!
いやぁ祝福ムードだ!
「キャンベル様。私はあなたの事を幸せにしたいと思っております。俺と結婚してくれますか?」
「えっ…私でよろしいのですか?」
あら予想外!
ベルと騎士団長のカップル誕生!
まぁ、よかったよかった
父様と母様はあぜんとしてるけど
「二人とも幸せになってね!」
「「ありがとうございます!姉様!」」
あぁ、これで私の平穏な生活が訪れ…
「キャリーナ。お前も幸せにならないか?」
「あら、アルフリード様?私はもう幸せですよ?」
「…そうか。でも言わせてほしい。俺はお前のことが好きだ。」
「…えっ?」
そんなそぶりなかったよね?
「アルフリード…お前、アプローチの仕方あってたのか?」
「兄さん。俺、あってると思っていたんだが…」
アワアワしてる私をよそにみんなニコニコしてた
「えっと…お、お友達からお願いします。」
私ができる最善の判断はこれだ!
もう…
私の平穏ライフはどこいったー!?
end
どうもー!鈴乃みほしでーす!
無事完結させることができました。
転生物語にしては物足りないし、終わり方もぬるってなってしまって申し訳ない…
作者としてはできるならみんな幸せになって欲しかったので急遽予定変更し、キャンベルを騎士団長とくっつけるという荒業を成し遂げて私は幸せです。
この物語は書きたいことがいっぱいあったのに全然入れられなかったので続きを出したいなぁと思ってます。
(きっと書いてもめっちゃスローペース)
ここまで読んでくださった方、感想をくださった方その他もろもろ私の支えになってくれた方
とても感謝しています。
またどこかで会えることを願っています。
2019.3.17 鈴乃みほし