思い返せば、波人に嫌われる行動たくさんしてるから。





初めて会った時から、今日まで。





私のアピールで、波人はどれだけ嫌な思いをしたんだろう。




女嫌いな波人は、本当に嫌だったんだろうな。




「冬羽、冬羽のせいじゃないよ。、、、波人がお母さんから抜け出せないのも原因なんだ。ずっと一緒にいるから分かるけど。、、、、、、初めてなんだよ。自分のことそうやって女の子に話すなんて。」




早輝はそっと私の隣に来て、頭を撫でてくれた。





「冬羽は悪くないよ。だって、この間まで知らなかったんだ。波人が女嫌いって。、、、、、、泣かないで。」




そう言われても止まらない涙。




「ねぇ、ほんとに今は泣かないで。、、、、、、俺、全部言ってしまいそうになる。」




「、、、、、、なにが?」




そう言うと、早輝は私のことを引き寄せた。





「、、、ずっと冬羽のことが好きだ。初めてあった時から。ずっと。、、、今言うのずるいって知ってる。でも、好きだよ冬羽。」




早輝の声は消え入りそうな声で、今までで一番優しい声で言った。