何日も姿が見えないのを不審に思った近所の者の通報で、警官が訪れた。

警官は、その家の冷蔵庫の隣で奇妙なものを発見した。

薄桃色のその物体には手も足も無く、ただ時折生きていることを示すように、ぶるぶる、びくびくと毛ひとつ生えていない表面を震わせていた。