いつか、

だれかがこの家に足を踏み入れるだろう。

それはおれの親戚かもしれないし、

だれかの通報でやってきた警官かもしれない。

彼らはその家で、

奇跡のように美しい“彼女”と出会うだろう。

“彼女”は彼らに、

夢のような笑顔を見せるだろう。

その“彼女”のみぞおち辺りで顔を出し、

驚く彼らの様子を、

おれもやはり愉快に眺めるのだろう。

ああ、なんて楽しいんだ。

もう、永遠に一緒だよ。


ずっと。