·トルコ石の物語。

これはイデアルが冒険者だった頃の物語だ。そこでは魔女のリュシカも旅をしていたもので、リュシカが求めていたのは、盗まれたトルコ石の行方だった。

リュシカは長い黒髪に長衣をまとい、杖を片手にゴンドール人の市場や村々で盗まれたトルコ石を探し回ったものである。ゴンドール人は”文字なし”であり、しかしリュシカはけしてその社会を軽視しなかった。ゴンドール人は浴びるように麦酒を飲んだ。

一帯は耕作地帯であった。手作業で農作業が行われた。リュシカとミモザ·ルーベックはたまにお芝居を披露することがあった。ゴンドールの民はそれを口から口に伝えた。さらにリュシカは長年の歩みののち盗まれたトルコ石の行方の追跡を諦めることとなった。依頼主であるゴンドール人の支配者は、ゴンドールの森をリュシカに与えしばらくリュシカは休むこととした。

ミモザ·ルーベックはアージュベルク王国に向かいそこで竜の王国に向かう。その最中に錬金術師であるミリアン·カーバイドとアッシュ·ルビジウムが一行に加わった。