「でもね。安心するんです。


私以外にも瑠璃ちゃんのことを気遣ってる人が何人もいますから!」


「え…」




にっこりと永倉と藤堂に笑いかける沖田。



彼は二人が瑠璃のことをきにかけ、暇が出来れば話をしたり、自主練に付き合ったり、非番のときは原田も誘って甘味処に連れていったりしていたのを知っていた。




「それに、あの娘は私が思う以上に強いですから。」



沖田は、ゆっくりと瞬きをしながらそう言った。





と、そこへ隊士が、昼食の時間だと伝えにきたので、三人は食堂へと向かった。