ピピピ、ピピピ ガチャ


あぁ、今日も一日が始まる


一生目の覚めない夢を見ていたかった


「みや~、おきなさ~い」


あ、お母さんが読んでる


今日は休みなんだけど、、


あ、剣道か


私剣道と合気道、空手、日本一なんだよね


美「いってきます」


母「いってらっしゃい」



電車に乗るためにホームにたった



私、ここで落ちたら死ねるかな?



ちょうど混んでて押された美夜はちょうどいいからバランス

を崩したように見せかけてホームから落ちた


そこにちょうど電車がきた



人「だれかおちたぞ!!」

人「きゃぁーーー!!」

美「やっと、、」


そこで美夜の意識は途切れた
ガヤガヤガヤ


ん、、?


どこここ?私、電車に引かれたはず


なのになんで時代劇のセットのなかにいるの?


まあ、道着をを着てるから浮きはしないだろうけど


美「ひとまずどこだか知りたい」



美夜は人にここがどこなのか聞くことにした



美「すみません。ここはどこだか教えてもらえませんか?」


「ここは京やえ、」


美(きょ、う?京都のことだろうが京都を京と呼ぶなんて平成
ではないこと、非科学的だけれどこれは、、)


美「すみません長い間一人で旅をしていたので、今はいつで
しょうか?」


「いまは文久3年や、あんさん若いのに一人で旅してはるん?
偉いなぁ~」


美「いいえ、ありがとうございました。では失礼致します」
少し回りを見てみるか


女「はなしてや!」


男「ええい!来いと言っている‼武士に逆らう気か!」


女「いやや、誰かぁ!」



美「ちっ」 パシン!!



美夜は竹刀をもち女性をつかむ男のてを竹刀で叩き落とした



美「おい、いやがる女性に何をしている、武士が聞いて呆れ るな」


男「なんだと‼ぶったぎってやる‼」



男は刀を抜いた


美夜は竹刀を正眼から下げた力を抜いたかまえのまま片手で


竹刀をもち男を見据えた



男「ちっ、小僧がバカにしおって!やぁぁ!」


男が切りかかってきた
死んでもいいんだけど、こんな低レベルのやつに殺されるの

はプライドか許さないんだよねぇ、仕方ない



美(おそいよ、寝てんの?)


男の両手のひと振りを美夜は片手で竹刀をもち受け止めたそ

のまま懐に滑り込み


ガッッ!!ドスッ!


柄で男のみぞおちを殴りかかと落としをかました



女「あ、ありがとうございます。」


美「いいえ、では」



美夜は人だかりを抜けてあるきだした


いや、歩き出そうと思った、 が、



?「すみませ~ん、少しいいですか?」


美夜はチラリと男を見た


美「"少し"の目じゃないですね」


?「だって君、怪しいから」


美「なんのようですか?」


?「一緒に来てください」



男は美夜の返事を聞かずにスタスタとあるきだした


美夜は抵抗するのも面倒くさかったのでそのままついていっ


一つの門に着いた



?「ひっじかったさぁぁ~ん!!」


?「うるせぇ!!!」


美「あんたこそうるさいよ」


?「なんだぁ?このガキは」


?「とっても強いんですけど、この人見たことも聞いたこと もないんです、こんな剣豪が無名なわけがないのに」


?「お前、長州の間者か?」


美(土方、、それにこの屯所、剣豪、、)


美「土方歳三、新選組いや、いまは浪士組か」


?「「!!!」」


?「総司、蔵につれていけ」


?「わかりました」



つれてこられたのは床には古い血がこびりついた薄暗い屯所

の端にある蔵だった



美「拷問でもする気か」
土「はけ!お前は長州のものか」



刀で首を切られる


もう、美夜は何時間こんなことをされているのか分からない


美夜の体は血まみれだった



土「くそ!こいつはかねぇ!」


沖「もう殺しちゃったらどうですかぁ~?」


美「っぁ、、」


土「なんだ、やっと吐く気になったか」


美「ころ、せ、私、はなにも、しらな、いし、いきる、こ と、にも執着、して、いない、こん、なことを、して も、無駄だ」


土沖「「!!」」



これまでの拷問されたものは苦しさのあまり殺せといったの

に、美夜の目は本当に死ぬことを切望している目だった


その事に土方と沖田、そこにいた幹部の藤堂、新八は衝撃を

受けた
?「そろそろ夕食です」


土「あぁ、斎藤か」



斎藤と呼ばれたものが蔵に入ってきた



斎「近藤さんが、、、」



なにかをいいかけた斎藤が驚愕の顔をして言葉をつまらせた



土「なんだ?」



斎藤は四人をかき分け美夜に近づき縄をほどきだした



土「おい!!何をしている!」


沖「ちょっと、一くん?!」



藤「なにやってんだよ!」


新「やめろって」


四人は斎藤を止めようとした
斎「何をやってるのか聞きたいのはこっちです!!こんな子供に、しかもおなごに!!」



四人「「??、!!!」」



四人は美夜を凝視した


斎藤は美夜を抱えて蔵を出ていった



土「俺らは何てこと、、」


沖「女だったなんて」


藤「嘘だろ」


新「取り返しのつかねえことをした」


土「謝ろう、許してくれなくても」


沖「そうですね」




斎「なんでこの子がここに?」


原「おい!なんでこんな小さなおなごが血だらけなんだ?!
しかも、蔵から、、まさか!」


斎藤はコクりとうなずいた


斎「山崎を」
美「あれ?生きてる、、どう、して?」


?「おきたか、」


美「だれ?」


?「分からないか、、俺は斎藤一だ」


美(懐かしい名前、でもだれだったっけ)


一「起きれるか?一週間も眠っていたんたぞ」


美「そうなんだ、」


一「始めに組を代表して謝らせてくれ、すまなかった!」


美「何故、一さんがあやまるの?人が違う」


一「そうだな、あるけるか?他の幹部と会ってもらいたいの だが」


美「会うのはいいですけど、たてないです」



そういうと斎藤は美夜を抱き上げた



美「えっ??!」


一「これなら問題ないか?」


美夜はコクりとうなずいた


美(なんだか落ち着く)