本当、心臓に悪いってば…

これで本当だったら金庫にでも入れて

絶対無くさないようにするつもりでいた私。

でも、せっかく私のために

用意してくれたんだもの。

沢山使わないとね。


「晴空ー!たっだいまー!

……誰!?」


いきなり部屋に入ってきた人物に皆が驚いた。


「お、お母さん!?」


「晴空ー、お土産……

誰だ君達」


「お父さん!?!?」


部屋に入ってきたのは出張から帰ってきた

お母さんとお父さんだった。


「ど、どうして?

帰ってくるの元旦じゃなかったの!?」


聞いていた予定とは違って

早くに帰ってきたお母さん達に戸惑う私。


「あら?言ってなかったかしら?

仕事が早くに片付いたから今日帰ってくるって」


え、、、

そんなの一言も聞いてないよ…。


「一言も聞いてないよ!」


「……てへ!」


てへ!じゃないわ!!

お母さんに呆れる私はため息が出た。


「晴空ママ!晴空パパ!お久しぶりです!」


「あら〜美希ちゃーん!

相変わらずべっぴんさんね〜」


この中でお母さん達が唯一知ってる美希。


「他の子達は?晴空のお友達かね?」


お父さんが私に聞いてきた。