そんな時に私の視界に入ったのは

熊の置き物が置かれた右隣にあるブレスレット。

これもカップルでのペアアクセだった。

男の子用はゴールドのチェーンの間に

黒色の小さな石みたいなのが

一つ一つ間をあけて埋め込まれていた物。

女の子用は色違いでピンク色だった。

これ、蒼空くんに似合いそう!

誕生日プレゼント決定!

そのブレスレットを買って美希の所へと行く。

美希はいつの間に私へのプレゼントを買っていた。


「いつの間に買ったの…」


「ん?晴空がじーっとブレスレットを

眺めていた時」


え、私そんな長い時間掛けて見てた!?


「30分ぐらいはニヤニヤしながら見てたわよ。

ブッサイクだったわ」


最後の言葉絶対要らなかったよね!?


もぅ…。


「何買ったの?」


美希が指を指した方向は

私がさっき買ってきたブレスレットが入ってる袋。


「ブレスレット!」


「そっか、これでもう必要なものは無い?」


「あ、後1つだけ蒼空くんの

誕生日プレゼントを買いたい!」


「了解」


美希と一緒にもう1つ

蒼空くんへの誕生日プレゼントを探した。


「あ!これいい!蒼空くんにぴったり!」


「確かにポンコツっぽい」


蒼空くんへのもう1つプレゼントは

当日まで内緒と言う事で…。


私達は用事を済ませると

ご飯を食べたり軽くゲームしたりと満喫した。