凄く可愛かったなぁ…。


「蒼空」


「あぁ」


明くんの呼びに何かを悟る蒼空くん。


「晴空、この花見が終わった後時間あるか?

出来たら俺の家で話があるんだけど」


いきなりそんな事を聞いてきた蒼空くん。

どうしたんだろ?


「ん?あ、うん、いいけど…」


「お前にはいつか話さないとならねぇと思ったし

俺らと楓の事も気になるだろうから」


暗めの表情の蒼空くんと明くん。

話ってそんなに暗い事なのかな…?

暗いで思い出した。

蒼空くんのメガネの事…。

花見が楽しみで忘れてたけどもしかしたら

メガネの事も関係してくるのかな?

花見を終えて、岡西くん達と水島くんと別れて

私と美希と蒼空くんと明くんの4人で帰る。


「晴空この後どーすんの?帰るの?」


蒼空くん達の家に行く事を知らない美希。


「あ、今から蒼空くん達の家に行くの」


「イチャイチャもいいけど。

宮本、晴空を泣かせるような事だけはしないでよ?」


「んな事しねぇよ」


それは…

どうだろう…。


意地悪な蒼空くんならやりかねないなんて

思った事は内緒。