「あ、ありがとうございます

…だけど殺しまでは勘弁してあげて下さい」


と苦笑いで言う美咲ちゃん。

はぁ…なんでこんなに可愛いのこの子は!!


「冗談よ!さ、もうすぐ行かないと待ち合わせに

間に合わくなるわよ〜」


いや、だから、蒼空くんもそうだけどあなた達2人が

冗談言う時って冗談に聞こえないんだってば…。


「美希も手伝ってよ!」


「手伝うのはいいけど

私が包丁持ったら必ず手を切るのが落ち」


ま、まぁ確かにそうだけど…。

それ言われたら何も言えないんですけど。

ようやく完成して少し時間に遅れちゃったけど

そこは美希が明くんに連絡をしてくれた。

その様子を見た私は美希と明くんってお互いの事

どう思ってるんだろう?とふと思った。

荷物を持って待ち合わせ場所に着くと

すでにレジャーシートを引いて場所を

確保していてくれた蒼空くん達。


「あれ、水島は?」


とその場に居ない水島くんに気付いた美希が

明くんに問いかける。


「あー、飲み物買いに行った。

10分前に行ったからそろそろ戻ってくると思うよ」


「うわ!大きな弁当!」


美咲ちゃんが持っていた弁当を見て岡西くんが

目を輝かせて早く食べたそうにしてた。