プルルルプルルル


「はい。」


「あ、真…?

お昼食べるよ…?」


「分かった。

…雷、俺の話を聞くなら隣に居ていい。」


「!

うん!

じゃあ下で待ってるね!」


「あぁ。」


二人に少し冷たかったかもしれないからな、

せっかくの旅行だ、楽しんでほしい。


「佐島、起きろ。ご飯。」


「ん、もうちょい。」


「そうか。

じゃあおやすみ。

食べたらそのまま外行くから。

じゃあ「まて、そと?」


「今日は昼から食べ物巡り。」


「…いく。」


のそのそと起き上がる。


「おはよ。」


「おー…」


二人で部屋を出てみんなの元へ向かう。


「なんか…」


「ん?」


「あいつらが、

お前の近くにいたい気持ちが少し分かった気がした。」


「残念。二人で手一杯だ。」


「ちぇー。」