俺は近くの公園に行き、

バイクに腰を任せながら待つ。


どんどんと音が近づいてくる。



ところで、俺に会ってあいつらはどうするんだ。


喧嘩でもするのか?

話し?


どちらにせよそんなに魅力は感じないが。



そんな事を考えていると目の前に龍神が現れた。


五人。



「死神ごめんね?

待とうと思ったんだけど、来ちゃった。」


広野が申し訳なさそうに切り出した。



「で、何の用?」



俺がそういうと天鱗、今の龍神の総長が話しかけてきた。


「死神は覚えていないかもしれないが、

俺はお前に龍神に入るきっかけを貰った。

ありがとう。


それと、

今でも龍神の倉庫には死神が来てもいいように、

と部屋が残ってあるらしい。」



「そうか。

分かった。」


正直天鱗の事は覚えていない。

が、

まぁそれに関してはもう終わりでいいだろう。



しかしだ、まだあの部屋残ってたのか…


俺は8代目が変わるくらいまでは出入りしていた。


要するにらんちゃん世代だな。

でもそれから俺もやること増えたから行かなくなってた。


もう無くなっていても良かったんだけどな…


あの部屋何故か俺の写真やぬいぐるみが置いてあって…



正直居づらい…。