「な、何よ!いや!離して!」



「暴れんなよ、気持ちよくしてやるんだからよ。」



「そうそう〜大人しく受けいけてね〜」



「お前らサツこねーか後ろ確認しとけよ。」



「了解でーす。

あ、でも俺も入れさしてくださいよ?」



「そうですよー俺達にも回してくださいよー。」



「じゃあ俺とも喧嘩しようぜ。」



「あ?何言ってんだよ、ケンカじゃなしにおk(((」



一人が野バラの方を向いた次の瞬間には、そいつは飛んでいた。

そして真っ直ぐ、奥にいたやつに突っ込んでいった。



「あれれ〜どちら様かな〜…。」



「野バラ様だ。」



野バラは話しかけてきたやつを殴り気絶させる。



「野バラ、あとの三人は任せろ。」



「了解!こっちは俺が守っとく。」



野バラが女の子を守る体勢に入った。


俺は残りの三人に意識を向けた。



「なっ、野バラって…!

え、じゃあ、こいつはもしかして…」



「死神…?」



「…はっ、でも俺達は三人いるんだ!

一気にかかれば死神も潰せるだろ!」



「そ、そうだよな!」



「よし、行くぞ!」



三人一斉にかかってきた。


俺は、全ていなしては殴り蹴り返した。




そして、全員一撃で呆気なく終わった。




「野バラ、こっちは終わった。」



「お疲れ〜」




野バラの方へ向かい見ると、

女の子は顔を真っ赤にして野バラを見ていた。



…野バラ、



「…終わったなら次行くぞ。」



「おう!」



「あ、あの!野バラさん!」



女の子が野バラの袖を掴む。



「連絡先交換しませんか?

その、お礼したいですし!」




「お礼とか気にしないで大丈夫だから。

それより、

夜に女の子一人で出歩かないって約束してくれる方が、嬉しい。」



野バラが女の子の頭を撫でながら笑顔で言う。



「は、はい////」



「じゃあもう帰りな。」



「あの、また会えますか?」



「いい子にしてたらな。」



「はい////」




女の子は何回か後ろを見ながら帰って行った。




「…野バラ。」



「ん?」



「天然たらし。」



「ええ?!」