「龍空、悪いな。明日は俺も夏菜子ちゃんも予定があってさ」


「1日早いお祝いになっちゃった」


「あー、全然!祝ってくれるだけで十分だよ。それに、明日は龍希と2人でゆっくりするよ」


明日はみんな予定がある事にしてるんだよね。


あたしも龍ちゃんの家に行くことは言ってない。


サプライズで驚かそうってね。


まさか、龍希くんが協力してくれるとは思わなかったけど。


「龍空も、もう20歳か。はやいな」


「蒼さん……いつも本当ありがとう。俺も龍希も面倒みてもらって。ほんと感謝してるよ」


「ははっ笑 龍空が真面目にこんなこと言うなんてなー」


「うるせぇよ。俺だってちゃんとする時はするんだよ」