「やっぱり先輩は意地悪です!」

「さきちゃんにだけね。」

そんな事、冗談でも言わないで下さい、キュン死にしちゃいます!そんな時だった

「せーんぱい!お久しぶりです!」

美人な女の子が現れて急に先輩に抱き着いた。そして、その女の子は一昨日、転校してきた村上 花音ちゃんだった。

私は頭が追い付かなくて、キョトンとしていた。

先輩はそんな、村上さんに

「離れて?花音」

と、下の名前で呼んでいた。

「あの、先輩、村上さんとお知り合いなんですか?」