だから、離れられないのに。

「でも私、さっきの先輩には驚きました。でも、先輩のこと嫌いになれないんです。」

「さきは、誰にも渡さない。あの幼なじみにも、他の奴にも。あと、もうそんな姿しちゃだめ。可愛すぎ」

きゅん!今の言葉で自分の心臓が高鳴るのがすぐに分かった。

「それなら、先輩だってそういう俺様な姿、他の人に見せたら駄目です。」

そうだよ、私だけがだなんて嫌だ。先輩だって駄目なんですからね!