「ん?楓この方は?」 俺が声を掛けると男性は楓ちゃんに事情を聞いている。 「んっとねー!ゆうにぃ!!一緒に探すの手伝ってくれたんだよ」 無邪気な笑顔でそういう楓ちゃんに"そっか"と返事してから俺に礼を言ってきた。 『いえ……それじゃ俺はこれで』 「待って!君ココの入院患者だよね?外科の子かな?病室まで送っていくよ」