いろいろ話して院内を探し歩いてると後ろから"楓!"と聞こえた。 声のした方へ振り向くとそこには白衣を着た30代〜40代の男の人が立っていた。 ココの医者か? 「おとーさん!」 俺と繋いでいた手を解いて男性の方へ向かう楓ちゃん。 「心配したんだぞー?」 お父さんと呼ばれる男性は楓ちゃんの頭を撫でながらそう言った。 『あ…あの‥‥」